システムエンジニアの本音

システムエンジニアのあれこれ

二年目の失敗

人の成否について

 

一年目の失敗から立ち直り約一年がすぎた頃、直属の上司や先輩についてあたりが強くなっていた。

原因は他社の方の意見を自社の上司、先輩の意見よりも率先して聞いていた。

その方は現場で一番残業をしていた結果、一番努力している当時の私は思っていた。また特定の分野で一番知見があった、私はその方の考え方が全て正しいと考えていた。ただし数年後自分の見方が間違っていた事に気づかされる。当時自分の目に入っていたのは残業時間と有識者としての顔という、数値と表の顔のみで判断をしてしまっていた。

裏の顔はバグだらけのプログラムを作った張本人とリカバリーの時間のための残業だった。

二年目の自分はその人の意見を優先し自社の上司や先輩の声に耳を傾けなかった。

結果上司や先輩との関係は良好とは言えなかった。本来なら評価もそこそこのはずだったのだが現場の課長が自分のやる気をかってくれており、それが上司の上司(最終評価者)に伝わっていた為、社内評価はよかった。

 

結果だけみれば評価もされており問題ない様に見えるが内在している問題が2つ存在する。

①上司、先輩との人間関係が良好とは言えないこと

②人を隔った見方をしていること

①が問題とする理由として10年後先輩よりも先に昇格することができた。その時点で先輩の上司は自分になるのだが、上になるにつれて部下の実績が自分の評価に繋がる。感がいい人はお気付きだろうが人間関係が良好でない人に自分の評価を委ねなければならない。序盤は何かを依頼するたびに波風が立っており、人間関係の再構築を最初にやならければなりませんでした。

②については、自分が気になる人に対してはどうしても贔屓目でみてしまいます。今回に関しては会社の上司、先輩と他社の方の意見を聞き入れ、主観と客観を区別したうえで判断すべきだったと思います。

 

教訓

①上司、先輩は未来の部下になる可能性があるため、人間関係は良好にしておくこと。

意見、考えを合わせろということではありません、きちんと話を聞くことが大切です

②主観(考え)と客観(事実)を区別しては人を見て接せる。

今回の場合、残業時間と有識者は客観的な情報、一番努力していると正しいは主観的な情報であり、私は主観的な情報に基づき行動を起こし、結果①の人間関係に影響を及ぼしてしまった。