システムエンジニアの本音

システムエンジニアのあれこれ

システムエンジニアって儲かるの?

はっきりいうと儲かりません。

 

SE(システムエンジニア)で高い給料(等ブログでは700万以上)が欲しいなら大手のIT企業もしくはフリーランス(個人事業主)を選択するべき。

 

前提として知ってほしい現実。

SEとは基本的には技術職であり、言わば職人さん企業なら一般職の上位のことを指す。

仕事(需要)がなければいくらスキルがあってもお金は発生しない。つまりはいくらいい商品(スキル)でも欲しい人がいなければ値段がつかないという事です。

 

大手を選ぶ理由は以下

①大手の場合、一人当たりの単価が高い。

会社によって市場での単価が決まっており大手の方が単価が高い、そのため社員一人の給料も高くすることができる。

労働組合が存在する。

労働組合があり機能している場合、ベースアップの交渉、労働環境の改善等の申し出を経営者側としており、インフレ時の対応や働き方の改善や対応が早い。(わたしが前いた会社の人事にインフレ時の給与については考慮するのか(ベースアップするのか)と聞いたところ、「しない、自力で昇進、昇格しろ」と言われたのを覚えている。)

③福利厚生充実

④制度・時事対応が早い

監査などはまず大手企業から入ります。そのため、残業やプレミアムフライデーなど対応がすぐはいる。

 

フリーランスを選ぶ理由は以下

①自分のスキルに応じた単価交渉が可能であり特にこれからのIT技術者不足が予想される中、強気の単価交渉が可能(自分が知っている範囲ですが20台で800万超え、50台で1000万超えの方がいます)。

一般職の場合、客から頂いている月の単価は不明(開示されていない)。私の場合、管理職になって初めての自分の単価がわかりました。ちなみに自分がいた会社は売上の大体40%が自分の給料でした。

キャッシュフローが改善

税金の仕組みになってしまいますが、仕事で使う衣類、飲食代など経費として申請でき税金を抑えられる。

③定年が無い

社会が必要としているならば働こうと思えば死ぬまで働けます。

④社内営業をしなくて良い

会社員の場合、出世を目指すなら少なくとも上司に好かれなければならない。そうなるとまず自分を知ってもらい、他人よりも気に入られなければならない。フリーランスはその点付き合える人を選べるということは人間関係についてもとても大きいメリットです。

 

もちろんデメリットも存在します。

大手の場合

①自分のやりたいことができるとは限らない

社員数が多いわけですから、自分の要望が100%通ることはありません。最近は転属希望等を採用している会社も多いですが、異動には2、3年間を要する場合が多いです。

わたしの前の会社では案件があって始めて募集がかかり応募が可能でした。ただしそれには応募先の事業部が異動か否かを判断、異動するにはそれ相応のスキルの証明が出来て始めて異動という状況でした。

 

②自分の余暇を削られる

中途半端な教育方法を実施する場合が多いです。例えば年度開始直後に目標をどうするかの面談して、前期、後期にの終わりに再度面談という方法を取っている会社が多いようです。目標を立てる際、資格の取得だったり、ワーキンググループに参加する等の目標を立てます。理由として目標が立てやすいからと評価しやすく評価者は半年、または一年間放置しやすいからです。

 

フリーランスの場合

①平行で営業活動行為をしなければならない

先にも書きましたが自分のスキルに需要があってはじめてお金になります。その需要を探さなければなりません。

②退職金、保険加入、納税等を全て自分でしなければならない

自分でするぶん選択肢を自分で選べるというメリットもあります。

③社会的信用度が低い

クレジットカードの審査、ローン審査等が通りにくくなります。

 

わたしが見たり聞いたりしたことをまとめてみました。フリーランスについては詳しく書かれてるサイトが多いにで情報は入手しやすいと思います。